7.3 ルール

7.3.1

本学における資金調達活動は全て、ファンド・レイジング・オフィサーの部署が監督、調整、指示します。

7.3.1.1 学長は、優先順位の付いた、寄付の依頼を行う方々のリストを管理します。このリストは、資金調達の都度、参照されなければなりません。

7.3.1.2 寄付の依頼・交渉は、学長の明確な承認なく行ってはなりません。

7.3.1.3 特定の研究または研究の特定の側面を支援する寄付は、プレジデントオフィスとの連携による審査対象となります。

7.3.2

本学へ献金やその他の寄付を行おうとする営利団体に、直接の利益ベースのメリット、黙示的な商業的利益、その他の報酬があってはなりません。(第22.2章参照)。

7.3.2.1 資金提供者の営利企業による付帯サービスやメンテナンスを要する専門/独自研究またはその他の設備への資金提供については、受け入れる前にその正当性を得る必要があります。

7.3.3

資金提供者による本学の名称やマークの使用を伴う寄付については、副学長(広報担当)との調整が必要です。(第16章参照。)

7.3.4

資金調達の提案は、以下の基準を満たしている必要があります。

7.3.4.1 得られる資金が本学の主要な方針を支援するものであること

7.3.4.2 資金調達によって、本学が有する他の契約の違反とならないこと

7.3.4.3 本学と、勧誘や案内の受取人との間に関係があること

7.3.4.4 勧誘や案内の受取人が、本学から最近または繰り返し勧誘または案内を受けたことのないこと

7.3.4.5 過去12ヵ月間の同様の促進イベントが、本学について過度な商業主義の印象を持たれるほどに過剰な回数で実施されていないこと

7.3.5

本学の名称、マーク、ロゴを使用した公への物品の売上に基づく資金調達の提案については、以下のことを示さなければなりません。

7.3.5.1 物品提供のために選ばれた営利団体が品質とサービスに関してその業界で非常に高い評価を得ていること

7.3.5.2 販売される物品提供のために選ばれた営利団体が、本学のものと一致した価値および経営手法を有していること

7.3.5.3 提供される製品が高品質であること

7.3.5.4 物品提供のために選ばれた団体が提案する価格が該当する市場において競争力を有していること

7.3.6

研究支援のための寄付は全て、最終的に教育や研究の振興のための寄付としてみなされるか、または私的助成金のための寄付としてみなされるかにかかわらず、プレジデントオフィスが定める研究審査要件の対象となります。

7.3.7

資金調達は全て、本学の全ての資金に適用される基本方針・ルール・手続きの対象です。

7.3.8

寄付の申し出に対しては、資金提供者にファンド・レイジング・オフィサーの部署が寄付の申し出を受け付けたこと、および受付日を記載した礼状を速やかに送付しなければなりません。寄付の申し出の受付の通知は、寄付の受理とは異なります。

7.3.9

本学は、正式に寄付を受理次第、資金提供者に対して受理の日付(受付日または礼状の日付と同日である必要はありません)を記載した受理通知を速やかに送付しなければなりません。受理通知には、寄付の性質と金額(金銭の場合)または資金提供者とのつながりを示すに足る寄付の詳細を記載しなければなりません。

7.3.9.1 条件付きの寄付は、本学が全ての条件に同意し、かつ資金提供者に対して寄付とその条件を受理したことを通知しない限り、「受理された」とはみなされません。

7.3.10

寄付の公表は、プレジデントオフィスのみが行うことができます。

7.3.11

寄付の手続きと正式な受領は、副学長(財務担当)との連携により、ファンド・レイジング・オフィサーの部署が専門に処理します。

7.3.12

学生に対して資金提供の勧誘を行ってはなりません。学生が関与した資金調達活動は、時間と労力(そして熱意)のみに限られます。この制約の例外については学長及び研究科長の承認を要します。

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