27.5.5 年間予算配分(OPEX及びCAPEX)

27.5.5.1 運営費補助金の年間予算配分
予算編成の初めに、ストラテジック・リソース・アロケーション・コミッティ(SRAC)の助言により理事長・学長は、運営費補助金(OPEX及びCAPEX)及びヘッドカウントを予備的想定に基づき各予算管理者に配分します(「トップダウン配分」)。

SRACは、予算配分について、年度当初の予算配分、中間レビュー及び年末レビューの際に審議します。副学長(財務担当)は、SRACの議を経て予算配分の修正及び調整の案を作成します。SRACのメンバーは、学長、首席副学長(技術開発イノベーション担当)、プロボスト、事務局長及び教授会議長で構成されます。

予算管理者は、運営費補助金に関する、そのディビジョン内でのOPEXとCAPEXとの間の配分を予算事業単位レベルまで行う責任があります。予算管理者はまたその職員計画(ヘッドカウントと質)についても確認するよう求められます。集計後、事務局長が必要な調整の審査を行い、これを決定します。

27.5.5.2 予算の仮配分
実際の開始より数週間前に入札が行われなければならないような年間契約や、日付が決定している行事等、新しい年度の開始と同時に開始されるものについては、年度の開始前に予算を配分する必要があります(予算の仮配分)。このような仮配分は、例外的に行われるものであり、副学長(財務担当)により承認されなければなりません。
仮配分予算は、予算管理上の便宜のため行われるものであり、確定した予算配分ではありません。実際の年度予算が確定する4月1日より以前に、仮配分された予算で契約を締結したり、担保にしたりすることはできません。予算管理者は、適法に承認される前に仮配分された予算が担保されないようにする責任を負います。

27.5.5.3 予備費
理事長・学長は、自然災害への緊急対応を含む予測されない事態に適宜対応するため、予備資金の確保を副学長(財務担当)に要求することができます。予算管理者は、予備費を確保することはできません。しかし、特定の予備費について、適切な正当性がある場合に限り、副学長(財務担当)に資金の確保を要求することができます。

27.5.5.4 未配分予算
副学長(財務担当)は、理事長・学長及び事務局長と協議の上、年間予算を配分する時点で、十分な正確性及び信頼性の確保のため、予算化する前にさらなる検討が必要な場合、その資金の一部を配分しないことを決定することができます。

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