10.1 基本方針

沖縄科学技術大学院大学(以下「本学」という。)が所有する土地、並びに学内に建設された建物及び施設は、本学の様々な目的を果たすための資産です。本学の施設管理ディビジョンの基本的な役割は、本学のコミュニティの全ての構成員が安全かつ魅力的な施設において、効率的にそれぞれの業務を遂行することができるような環境を提供、運用、維持するため、これらの資産を管理することです。

提供する施設及びサービスは、必要十分かつ効率的で、信頼できるものでなくてはならない一方で、過剰なものであってはならないということが本学の方針です。本学は、建設、運用及び維持管理のために用いる資金を、公的資金であろうと民間資金であろうと、健全かつ責任ある方法により活用する義務を有します。また、利用可能な資金について、最も費用対効果の高い利用を実現するために常に努力することが本学の方針です。

本学は身体障害者に対し、学内の建物及び施設のバリアフリー・アクセスを提供するよう必要かつ合理的な努力を行います。

本章は、本学のキャンパス、建設済み施設、重要なプラント・設備(研究用設備を除く。)の取得、使用、セキュリティ及び維持について記述されています。土地の取得及び建設工事の調達に関する基本方針、ルール及び手続きは、第26章「財務及び会計」及び第28章「調達」に定められています。一方、スペースの割当てや研究用設備の利用に関する手続きは、第19章「大学の行事」及び第21章「大学資源の使用」に定められています。

10.1.1 学外者による研究棟エリアへの立ち入り

学外者による研究棟エリアへの立ち入りについての基本方針は以下のとおりです。

  1. 原則として、本学の研究活動に直接関係を有しない学外者による、研究棟やアドミニストレイティブオフィスへの立ち入りを禁止します。
  2. 工事(保守、点検、修理等)、設置、配達等の効率性から必要と認められる場合は、例外が認められます。しかし、下記の条件が満たされる必要があります。
    1. 研究棟職員への接触が最小限であること。 
    2. 本学内で十分なセキュリティが確保できること。 

これらの条件を満たさない場合、予告・説明することなく、例外の解除をすることもあります。

  1. 官公庁、教育・研究機関、企業・団体、メディア関係者等が本学所定の手続きを経て訪問する場合や本学職員または本学学生が同行して実施するガイド付きキャンパスツアーに参加する場合には、例外が認められます。
     
  2. 本学内への立ち入りが許可された場合、学外者はその立ち入りが自己責任の下行われていることを了解します。
    1. 本学内での事故等については、入館者本人の自己責任とします。
    2. 本学内で発生した所持品の紛失や盗難に関しては、本学は一切の責を負いません。
    3. 万が一、トラブル・事故等が発生した時は速やかに本学職員に防災センターへの連絡を依頼して下さい。

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