13.2 留意すべき事項

13.2.1 労働安全衛生法及びその他の重要な法律

職業上の安全衛生に関して、本学の活動は日本の労働安全衛生法の対象となっています。また、本学では独自の安全衛生管理規程及び安全管理システムに関する規程を定めるとともに、沖縄科学技術大学院大学安全衛生委員会を設置しています。また、本学の各種研究及び学術活動に適用されるその他の法律については、本章の該当箇所にて取り上げます。

13.2.2 (PRP4.11.7に統合されたことにより削除)

 

13.2.3 生物試料、化学薬品その他の規制物質の輸送

多くの研究試料や装置、物質の輸送は、郵便法、内国郵便約款、万国郵便条約、IATA 危険物質規則書等に基づき、厳格な規制の対象となっています。加えて、日本国内や海外での移動のための容器や包装についても、所定の要件を遵守している必要があります。規制要件の遵守を確実とするために細心の注意を払ってください。関連する法律には、以下のものがあります。

13.2.4 遺伝資源の取得

研究を目的として海外で遺伝資源を採取、又は海外から遺伝資源を日本国内に持込む場合、生物多様性条約に則り、事前に提供国の法令などを確認し、必要なアクセスと利益分配手続き(ABS手続き)を行わねばなりません。提供国の学術機関より取得または共同で取得する場合は学術契約セクションに、また、学術機関以外の提供国の団体より取得または共同で取得する場合は技術移転セクションに連絡し、必要な手続きをとってください。対象となる遺伝資源には、動物、植物、微生物(ウイルスを含む)の個体やその一部、DNA/RNA抽出物、遺伝資源の利用についての伝統的知識などが含まれます。

13.2.5 安全サイン

「安全サイン」は、危険の警告や注意喚起を行うもので、キャンパス内の様々な場所に掲示されています。これらのうち一部は建設中や路上作業中に使用される一時的な警告表示です。研究棟の各室の扉に掲示されたものは、通常、常設のものであり、注意深くに受け止める必要があります。教職員、学生、そしてビジターは、全ての安全サインに注目し、従うことが求められます。安全サインは、沖縄科学技術大学院大学安全サインガイドラインに基づき、作成・維持されます。

13.2.6 事故の対応及び報告

本学の全員が、安全衛生に関する事故について、「OIST 安全衛生に関する緊急時の対応手順及び緊急連絡先ガイドライン」、「OIST インシデント・アクシデント報告ガイドライン」及びその他の規程に基づき対応及び報告する責任を負います。軽微な事故であり、かつ被災者及び現認者が対応すべき部署を同定することができる場合は、上記の手続きによらず、直接当該部署に連絡することができます。ただし、後日WEBフォームを用いて安全衛生委員会へ報告してください。本報告は、事故防止活動にのみ利用され、報告者が懲罰を受けることはありません。

Table of Contents